混合ワクチン
- ■犬ワクチン
犬ジステンパーやパルボウイルス感染症などの伝染病の予防注射です。免疫をつけるために1歳齢未満の子犬は45日齢ぐらいから3~4週間おきに2~3回接種し、その後は1年ごとに追加接種します。当院では6種混合ワクチンと、8種、10種の混合ワクチンをお勧めしています。その子の生活環境により選択していただきますので、接種の際にスタッフにご相談ください。混合ワクチンはまれではありますが接種後にアレルギー反応が出ることがあります。特に子犬の場合は、接種後しばらくの間、院内で様子を見させていただくことができるように、お時間に余裕をもって来院されることをお勧めします。また、以前、混合ワクチンの接種により体調を崩したことのあるワンちゃんは、接種の前にご報告ください。
- ■犬ジステンパー
- ■犬コロナウイルス感染症
- ■犬伝染性肝炎
- ■犬アデノウイルス感染症
- ■犬パラインフルエンザ
- ■犬パルボウイルス感染症
- ■犬ジステンパー
- ■犬コロナウイルス感染症
- ■犬伝染性肝炎
- ■犬アデノウイルス感染症
- ■犬パラインフルエンザ
- ■犬パルボウイルス感染症
- ■レプトスピラ・カニコーラ
- ■レプトスピラ・イクテロヘモラジー
- ■犬ジステンパー
- ■犬コロナウイルス感染症
- ■犬伝染性肝炎
- ■犬アデノウイルス感染症
- ■犬パラインフルエンザ
- ■犬パルボウイルス感染症
- ■レプトスピラ・カニコーラ
- ■レプトスピラ・イクテロヘモラジー
- ■レプトスピラ・グリッポチフォーサ
- ■レプトスピラ・ポモナ
- ■猫ワクチン
当院では3種混合ワクチンと、猫白血病ウイルス感染症を含む6種混合ワクチンをお勧めしています。室内で他のネコとの接触がない子は3種を、屋外で他のネコとの接触がある場合には、6種混合ワクチンをお勧めしています。猫白血病ウイルス感染症は、発症するとそのほとんどが死に至る非常に怖い病気で、感染しているネコの唾液や鼻汁に接触することで、つまり、ネコ同士のグルーミングや食器の共有などによって感染します。6種混合ワクチンを初めて接種する場合、初回のみ猫白血病ウイルスに感染していないかどうか調べる血液検査が必要になります。詳しくはスタッフにお尋ね下さい。
- ■猫ウイルス性鼻気管炎
- ■猫カリシウイルス感染症
- ■猫汎白血球減少症
- ■猫ウイルス性鼻気管炎
- ■猫カリシウイルス感染症(3株)
- ■猫汎白血球減少症
- ■猫白血病ウイルス感染症
狂犬病予防接種
日本では狂犬病予防法が制定されており、生後90日齢以上の犬を飼っているすべての飼い主様に、犬の登録と年に一度の狂犬病予防注射を義務付けています。日本ではここ50年以上狂犬病の発生がない清浄国ではありますが、同じように清浄国であった台湾で2013年に発生が見られたように、日本でもいつ入ってくるかわかりません。
各市町村で決められた日時・場所での集合注射か、動物病院で接種することができます。当院では年中いつでも狂犬病予防注射を行うことができます。犬の大きさにかかわらず、必ず接種するようにしてください。
フィラリア症
犬糸状虫(フィラリア)という寄生虫が心臓や肺の血管に寄生する病気です。フィラリアは20-30cmの糸状の虫で、蚊によって媒介され、犬、猫、あるいはフェレットなどへ感染します。心臓や肺の血管にフィラリアが寄生することで血液循環に悪影響を与え、咳、呼吸困難、腹水貯留、突然死など、心肺機能に深刻な障害がおこります。一旦感染してしまうと、駆虫するのが大変難しくその症状も重篤になりますので、必ず予防をしてあげてください。さまざまなタイプの予防薬がありますので、投薬しやすいものを選んであげてください。
●フィラリア予防薬
■内服薬タイプ
●錠剤
(投薬間隔:月1回)
[特徴]
●経済的である。
フィラリア
ノミ
マダニ
ミミダニ
消化管内寄生虫
●チュアブル
(投薬間隔:月1回)
[特徴]
●最も一般的である。
●おやつ感覚で投薬できる。
●回虫などの消化管寄生虫も同時に駆虫できる。
フィラリア
ノミ
マダニ
ミミダニ
消化管内寄生虫
[特徴]
●ノミ・マダニが
同時に駆虫できる
タイプもある。
フィラリア
ノミ
マダニ
ミミダニ
消化管内寄生虫
■スポットオンタイプ(首の後ろに塗るタイプ)
●スポットオン
(投薬間隔:月1回)
[特徴]
●ノミやミミダニなどの
外部寄生虫も同時に
駆虫できる。
フィラリア
ノミ
マダニ
ミミダニ
消化管内寄生虫
■注射タイプ
●注射
(投薬間隔:年1回)
[特徴]
●1回の注射で
1年中予防できる。
フィラリア
ノミ
マダニ
ミミダニ
消化管内寄生虫
ノミ・マダニ
ノミは暖かくなると盛んに活動を始め、マダニは芝生や草むらなどで年中感染します。
ノミはかゆみの原因になるだけではなく、瓜実条虫(サナダムシ)という消化管内寄生虫を媒介したり、ノミアレルギー性皮膚炎の原因となり、マダニはバベシアという赤血球を破壊する非常に恐ろしい寄生虫を媒介します。
また、ノミやマダニは人間にも被害をもたらし、ノミはノミ刺咬症や猫ひっかき病、マダニはSFTS(重症熱性血小板減少症)を媒介することがあります。ノミやマダニが寄生してしまう前に予防的に駆虫薬を使うようにしましょう。
■内服薬タイプ
●チュアブル
(投薬間隔:月1回)
[特徴]
●おやつ感覚で投薬できる。
●投薬後すぐにシャンプーや水遊びができる。
●フィラリア・消化管内寄生虫が同時に駆虫できるタイプも
ある。
■スポットオンタイプ(首の後ろに塗るタイプ)
●スポットオン
(投薬間隔:1~2か月に1回)
[特徴]
●飲み薬が苦手なワンちゃんでも投薬できる。
避妊・去勢手術
病気の予防などを目的として全身麻酔下での手術となります。避妊手術(雌)とは開腹下で、卵巣のみあるいは卵巣子宮を摘出します。去勢手術(雄)の場合は陰茎基部もしくは陰嚢の皮膚を切開し、両側の精巣を摘出します。半導体レーザーや電気メスを使用することで出血を最小限にし、体内に使用する糸はすべて吸収糸を用いることで、体内に異物を残さないように手術を行います。術前検査については飼い主様と相談の上、実施するかどうかを決定します。避妊去勢手術には、病気の予防など多くのメリットがありますが、その一方で、体重の増加など場合によってはデメリットとなることもあります。十分にご相談いただいてから、手術するかどうか決めてあげてください。
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■体重が増えやすくなる。 ■毛質が変わることがある。 ■まれに尿失禁が起こることがある。 ■手術や全身麻酔のリスク。 ■傷口を舐めることや個体差により、治癒が遅くなる場合がある。 |
デンタルケア
- 犬や猫の歯は人のように虫歯になることは少なく、その反面、歯垢が付きやすく、その後に歯石となり蓄積されていきます。さらにこの状態が続くと、歯周病となり歯が抜けてしまうだけでなく、歯根膿瘍など様々な病気を引き起こす原因となります。それを防ぐためには日々のデンタルケアが必要ですが、進行してしまった歯周病の動物には、当院にて歯石除去処置(スケーリング・ポリッシング)を行っています。全身麻酔下でスケーリングを行うことにより、歯周ポケットの中の歯石や細菌叢までしっかり取り除き、ポリッシングを行うことで今後の歯石を付着させにくくさせます。歯ブラシの使い方や、効果的な歯磨きガムのあげ方など、日々のデンタルケアの方法、あるいは口臭や歯茎の腫れ痛みなど、口の中のことについて気になることはご相談ください。
定期健診
- 動物たちの平均寿命は格段に延長し、その結果として動物たちにも高齢化が進んでいます。動物は人間に比べて約4倍のはやさで年齢を重ねていき、6~7歳齢以上の中高齢期になると人間と同じ様に心臓病、肝臓病、腎臓病、関節疾患、内分泌疾患、腫瘍などの疾患に羅患しやすくなります。体内から徐々に進行するこれらの病気は、注意深く観察していても外見だけでは判断しにくいものもあります。それら疾患の早期発見、早期治療をするために、当院では一年に一度の定期的な健康診断をお勧めします。検査内容には、一般身体検査・血液検査・エックス線検査・超音波検査などが含まれます。詳しい内容につきましては、当院スタッフまでお聞きください。